中国や中華圏において旧歴（時憲歴）の正月とされる春節は、2024年はいつからいつまでなのでしょうか？
今、様々な流行り風邪が国内外で人々を脅かしておりますが、春節が日本へ与える影響はあるのでしょうか？
探っていきたいと思います。
中国春節2024はいつからいつまで？
2024年の春節（旧正月）は、2月10日から17日までの8日間です。
一年を365日（うるう年は366日）とする太陽歴（新暦）が日本では採用されていますが、月の満ち欠けを基準にした「太陰暦」と日付を合わせるために太陽歴を合わせた太陰太陽暦がこの、中華圏で採用されている旧歴です。
春節は、中華圏の人々にとって、一年の中で最も重要とされる祝祭日であり、一番盛り上がる時期なので盛大にお祝いします。
日本でも、三大中華街とされる横浜中華街、 神戸南京町中華街、長崎新地中華街では、龍の舞や獅子舞など、お祝いムードに包まれます。
家族との時間を過ごしたり、旅行に出かけたり、中華圏の人々にとっては、欠かせない大切な時期であるということが伝わりますよね。
【中国春節2024】流行り風邪の日本への影響は？
現在世界中で、複数の感染症が同時流行しています。これは、3年に及ぶゼロコロナ政策で感染対策が徹底されていた事が影響しているのです。しかし、脱マスクや外出制限の緩和により今まで封じ込められていた感染症が、人々の動きが元の生活に戻るにつれて、ウイルスも強くなり活発に動き出し、人々の免疫力が低下したことで感染しやすくなったからだと考えられます。
沢山の人が、免疫が低下しているこの状況で、新たな感染症が海外から持ち込まれるということがあれば、国内で広がる可能性は十分にあるのです。
中国で肺炎が流行中
昨年の12月、中国で小さい子供を中心に「歩く肺炎」と呼ばれるマイコプラズマ肺炎が流行しているというニュースが世間を騒がせました。 歩く肺炎？どういうことでしょう。これは比較的症状が軽く、知らないうちに人にうつしてしまう事からそのように呼ばれるようになったようです。
中国で流行しているマイコプラズマ肺炎は、遺伝子変異により「薬剤耐性」を持つ可能性が指摘されており、抗菌剤が効きにくいとされています。
そしてさらに問題は、今日本では、医薬品の供給不足が深刻になっています。
春節による中国人観光客が日本に与える影響は、経済効果だけでなく、感染症の大流行という喜ばしくない影響をもたらす可能性がありそうです。
4年ぶりに訪日制限のない春節
2024年、中華圏の人々にとって新型コロナウイルスが流行して以来、訪日制限のない約4年ぶりの春節を迎えることになります。
2023年は、日本が水際対策をとっていたため、中国の人の海外旅行先は、タイやシンガポールが人気でしたが、元々日本は中国人の海外旅行先として人気が高かったので、今年は日本を訪れる中国人観光客の数は増加するだろうと考えられます。
毎年、この時期になると中国から団体客を乗せたバスがお店の前に停まり、「爆買い」と言われるほどの沢山の買い物をする観光客の光景がニュースなどに映し出されておりました。日本にもたらす経済効果はそれほど大きいのです。
中国交通運輸省は17日までに、2月の春節（旧正月）の大型連休前後の40日間で、過去最多の延べ90億人が移動するという推計を発表した。
https://www.asahi.com/articles/ASS1K5RLXS1KUHBI017.html?ref=tw_asahi
まとめ
中国や中華圏の人々にとって一年で最も盛り上がりを見せる「春節」。2024年は、2月10日から始まり17日までの８日間あるとされており、訪日制限のあけた今年は、日本へ足を運ぶ中国からの観光客は昨年と比べ、二倍以上増える事が推定されているようです。
しかし、ゼロコロナ対策の徹底した感染症対策により人々の免疫力が低下し、国内外問わず、様々な感染症が同時流行しているのが現状です。実際に私の周りでも、インフルエンザやコロナ、溶連菌、アデノウイルスといった様々な感染症が次々に流行っており、子を持つ親として心配が絶えず、働く身として肩身の狭い思いを強いられています。感染症がもたらす影響力は、人々の生活を脅かしているのです。
そして昨年末から中国では、小さな子供を中心に「歩く肺炎」と呼ばれるマイコプラズマ肺炎も流行しており、経済効果をもたらしてくれる中国人観光客の来訪は大変喜ばしいことではありますが、一方で、日本に暮らす人々からは、新たな感染症が広がるのではないかと懸念されている事が分かりました。感染症と共存していくにはまだまだ課題が多いのですね。早く安心して、海外からの観光客を迎えられる日が来ることを願うばかりです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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