コロナ禍の影響ですっかり私たちの生活に根付いた「置き配」ですが、人気のECサイトである楽天市場では現在置き配を通常は行っていません。
ではどうすれば楽天市場で置き配指定をできるのか、また置き配が盗難に遭うなどトラブルがあった時の責任、盗難に遭うリスクや確率について今回は紹介していきます。
楽天市場では置き配ができない?
楽天市場では以前、Amazonのように「Rakuten EXPRESS」という独自の配送ルートを持っていました。
「Rakuten EXPRESS」ユーザーの中には置き配を指定して、より気軽にネットショッピングを楽しんでいた人も多いのではないでしょうか。
しかし現在、「Rakuten EXPRESS」のサービスが終了したことによって楽天市場での買い物の際には原則、置き配指定をすることができなくなってしまいました。
ただし楽天市場ではなく楽天ブックスを利用した場合には、現在でも「指定場所ダイレクト」というサービスから置き配指定をすることができます。
ですがここで朗報です。
楽天市場での買い物については「原則」置き配指定ができなくなりましたが、注文時に工夫をすることでショップによっては置き配指定をすることが可能となるのです!
楽天市場での置き配のやり方は?
では実際に楽天市場で商品を購入する際に、置き配指定をするにはどうすればよいのかをご紹介していきます。
まず置き配を希望する際には必ず、商品の購入手続き前に各ショップの問い合わせフォームから置き配に対応をしているのかを確認しましょう。
楽天市場内の多くのショップでは指定の配送業者がある場合も多く、その配送業者がどこかによって置き配ができるかできないかが変わってきます。
大手の配送業者だと佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸であれば、条件次第で置き配対応をしている場合があります。
購入する商品によっても置き配ができるのかどうか変わってくるため、必ず置き配にしたいという場合には購入前に確認しておくことが重要です。
【楽天市場】置き配のトラブルでの責任は?
楽天市場で置き配を利用して盗難や破損などのトラブルが起きた場合、原則は置き配指定をした利用者が責任を負うこととなっています。
これは楽天市場の置き配規約内「1.責任範囲」に「指定された場所への配送が完了した後の、商品の紛失、盗難、汚損、破損、荷札に記載された情報の漏えい等による損害について、当店は一切の責任を負いません。」としっかり記載がなされています。
そのため置き配が完了された後に郵便物が盗まれたり、雨に濡れて故障をしてしまっても、返品や交換を受けることはできないので注意してください。
もし置き配を頻繁に利用するという場合には、置き配保険や個人用火災保険に加入するというのも選択肢の一つです。
保険を利用することで置き配トラブルに遭った際の損害について補償を受けることが可能となります。
保険会社によって補償対象などが異なりますので、加入前に必ず内容の確認を行いましょう。
また置き配によるトラブルについては原則利用者が責任を負うことになっていますが、置き配指定をしていないのに配達員のミスや自己判断で勝手に置き配とされた場合には配送業者に責任を求められる場合があります。
置き配指定をしていないのに置き配トラブルにあった場合には、必ず配送業者への連絡を行いましょう。
置き配の盗難にあう確率は?
ネットショッピングなどで置き配を利用した場合の盗難にあう確率はどれくらいなのでしょうか。
置き配サービスを運営している株式会社LOCCOの調査によると、2022年時点での盗難発生の確率は10万件に1件未満と発表されています。
しかしX(旧Twitter)で「置き配 盗まれた」と検索をかけると、この統計で発表されている確率以上に実際には多くの盗難被害が発生していることがわかります。
荷物が届かないだけでなく、盗難にあった場合には警察に被害届を出すなど面倒な手続きも多く発生してしまいます。
置き配の荷物を2回も盗まれている可哀想な方も発見しました。
このように置き配は荷物の受け取り時間を気にすることなく外出できるメリットはありますが、盗難にあうリスクも大きいです。
そして盗難に遭った際には被害届を出したり、保証を受けるための連絡をしたりと面倒な手続きが多く発生してしまう点はあらかじめ知っておきましょう。
まとめ
楽天市場では原則「置き配」の指定ができなくなっていますが、ショップが独自に指定する配送業者によっては置き配指定が可能となる場合があります。
しかし置き配は盗難、破損などのトラブルの原因にもなり、置き配にて配達完了した後のトラブルに関しては利用者の責任となり補償が受けられません。
どうしても置き配指定をしたい場合には、必ず商品購入前にショップの問い合わせフォームで確認し、置き配の配達完了後にはなるべく早く受け取りを行うようにしましょう。
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