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新紙幣のデザインがひどいと言われる理由は?デザイナーは誰?

新紙幣 デザイン

2024年の7月3日から、新しいデザインになった新紙幣が発行されます。しかし、この新紙幣のデザインが「違和感がある」「なんかダサい」と話題になっていることを知ってましたか?

今回は「新紙幣のデザインがひどい理由は?」と「新紙幣のデザイナーは誰?」について、詳しく調べてみました。

ぜひ最後までお読みいただき、新紙幣にまつわる情報をチェックしていきましょう!

目次
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新紙幣のデザインがひどい理由は?

ひどいと言われている新紙幣のデザイン。特に、金額を示す数字のフォントがダサいなどと言われています。

新紙幣のデザインには、実は深い理由が隠されています。なぜ新しいデザインの紙幣が作られるのか、なぜこのようなひどいと言われるデザインになったのか、その背後にあるストーリーを調べてみました。

新紙幣のデザインはどこがひどい?

新紙幣のデザインに関する意見を調べてみると、北斎や藤棚、東京駅舎の絵柄が描かれる裏面に対してはかなり好評のようです。しかし、前述したように数字のフォントが大きな不評を受けています。

新紙幣ではこれまでの漢数字からアラビア数字に変更され、大きさも相当にアップしています。そして現紙幣よりもカジュアルな印象のゴシック体のフォントが採用されました。

この数字フォントに対して、「デカすぎる」「ダサい」「品位がない」といった声が広がっています。安っぽい印象で、「何となくおもちゃのお金みたい」と感じる人もいるほどでした。

なぜ新しいデザインの紙幣が作られるのか

そもそもなぜ新しいデザインの紙幣ができるのでしょうか? それは紙幣を偽造から守るためです。民間の印刷技術も進んでいる中で、最新の偽造防止技術を使い、定期的にデザインをアップデートすることが必要なんです。

紙幣に関しては、これまでおおよそ20年ごとにデザインを新しくしてきました。現在使っている紙幣は2004年から発行されていて、もう20年以上がたっています。なので今回新紙幣のデザインが発表されるのは、計画通りのタイミングといえるんですね。

新紙幣はより偽造が難しくなり、誰でも使いやすい紙幣を目指して作られています。国の経済を守るために、安全な紙幣が生み出されるわけですね。

なぜこのようなデザインになったのか

評判があまり良くない新紙幣のデザインですが、実はこのデザインには理由があります。それは、新紙幣にユニバーサルデザイン(年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などに関わらず、誰でも利用しやすいデザイン)を取り入れたからです。ユニバーサルデザインの一環として、額面の数字を大きくし、アラビア数字のゴシックフォントが選ばれたんですね。

実際、視力が弱くなっている方からは「新しいデザインはお札の区別がしやすい」「数字が大きいこと、特に0が大きいのは本当に見やすい」といった声があり、ユニバーサルデザインの意義が実感できているようです。

直感的な美しさは確かに大切ですが、どんな人でも見やすく使いやすいことも大切ですよね。どちらも犠牲にしないバランスが重要であり、紙幣のデザインを決めるのはとても難しいことがわかります。

新紙幣のデザイナーは誰?

結論から言えば、「新紙幣のデザイン担当はこの人!」という特定のデザイナーはいません。紙幣のデザインは、国立印刷局に30人ほど在籍している「工芸官」と呼ばれる国家公務員の専門職員が担当し作成しています。今回の新紙幣には10人が関わっているようです。

最終的にデザインを決めるのは、様式の最終決定者である財務大臣です。つまり今回の新紙幣のデザインは、現財務大臣である麻生太郎さんが決めることになります。

工芸官は紙幣以外にも、切手・収入印紙・国債など、高い偽装防止が施される印刷物を専門に作る職人です。20年に一度と言われる新紙幣の発行までの期間、ひたすらに「技能の保持・向上」を義務付けられるという非常に根気のいる職業なんだそうです。

工芸官は高い技術を保つために、普段から名画の複製画を彫るなどの訓練もしています。新紙幣のデザインの裏には、工芸官たちのそんな努力があったんです。デザインがひどい!なんて、簡単には言えませんね。

まとめ

今回は「新紙幣のデザインがひどい理由は?デザイナーは誰?」について調べてみました。

新紙幣のデザインには深い背景があり、一見ひどいと感じる部分も、意味がある工夫が込められていました。これから新しいお札を手にしたときに、そのデザインに対する新しい視点が加わったのではないでしょうか。

政府は「図柄等の細部については、今後検討の上、決定予定」としており、今後フォントなども含めて変わる可能性もあるかもしれません。これからも新紙幣にまつわる情報に注目していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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