近年は様々な商品が値上げされており、物価高騰が続いていますよね。
商品だけでなくサービスでも値上げが増えています。
2023年末に、総務省が郵便料金(手紙とはがき)の値上げを検討していることが発表されました。
今回は郵便料金はいつ値上げされるのか、改定後いくらになるのかについて紹介します。
郵便料金の値上げはいつから?
2023年12月18日に総務省が郵便物の料金上限を値上げする方針であることを発表しました。
定形郵便物は料金上限が郵便法施行規則第23条によって決められているため、郵便料金を値上げするには規則を改正しなければなりません。
そのため、総務省は6月頃に改正、2024年秋頃に料金改定をすることを目指しているそうです。
また、日本郵政の増田寛也社長は2023年12月22日の記者会見で
日本郵政 増田寛也社長
NHK首都圏ナビ
「郵便物の数が右肩下がりで推移する一方で、人件費や燃料費などはかなり上昇し、郵便事業の収支は非常に厳しい見通しだ。サービスの継続には、料金の早期の引き上げをお願いせざるをえない。テクノロジーを使って極限まで合理的な集配体制を築くなど、いっそう業務の効率化、生産性の向上を行っていき、サービスの拡大なども可能な限り努力していきたい」
と、サービス継続のために早期の値上げが必要だと公表しました。
郵便事業では、各システムのデジタル化により2001年以降郵便物が減少傾向にあり、今後も減少していくことが予想されます。
また、輸送コストが高騰し、2022年は211億円の赤字、2023年は919億円の赤字となる見込みです。
今回値上げを行わなかった場合、2028年には3439億円の赤字になる見込みのため今回値上げに踏み切ったようです。
【郵便料金の値上げ】改定後の値段一覧
郵便料金「3割超値上げ」しても数年で大赤字 負担膨れるスパイラル https://t.co/4OCmVmCNVY
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) January 10, 2024
手紙は84円から110円に、はがきは63円から85円に――。総務省と日本郵便が昨年末に示した郵便料金の値上げ方針に、驚く人も多かったに違いない。
・郵便物の値上げ方針案
25g以下 | 84円110円 |
50g以下 | 94円 |
はがき | 63円85円 |
レターパック速達 | 値上げを検討 |
定形郵便物の25gと50gの区分もなくなる見込みです。
定形外郵便物やその他特殊取り扱いのものも30%程度の値上げが見込まれています。
はがきも大幅な値上げが見込まれているので、年賀状離れもさらに加速していきそうですね。
まとめ
今回は郵便料金はいつ値上げするのか、いくらに値上げされるのかについて紹介しました。
定形郵便物は大幅に値上げするようですね。
近年デジタル化が進み、郵便を使用する方も少なくなりましたが、年に何度かは使用するので意識は必要ですね。
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