24時間テレビの募金がテレビ局幹部によって着服されるという信じられない出来事が起こりました。
着服したのは誰なのでしょうか?ことの詳細や寄付金着服はなぜ分かったのか?についてご紹介します。
視聴者の善意を裏切ることとなった、あってはならない出来事です。
24時間テレビの存続にも関わってくるほどの影響があるのではないでしょうか。
テレビ局側も再発防止策の徹底が求められます。
24時間テレビの募金を着服!
チャリティー番組の「24時間テレビ」で視聴者から寄せられた寄付金が、日本テレビ系列の日本海テレビの元経営戦略局長に着服されていたことがわかりました。
日本テレビ系列幹部、24時間テレビの募金を10年に渡り着服https://t.co/lPCZLISe6X
— もえるあじあ ・∀・ (@moeruasia01) November 28, 2023
寄付金の着服は今回だけではなく、2014年から毎年20〜50程度着服し、合計で264万6,020円も抜き取っていたということです。
コロナ禍で寄付金が減っていた時期にも着服し続けたというのだから驚きです。
さらには、24時間テレビの寄付金だけでなく会社の売上金も2014年から着服し、その総額は853万6,555円。
着服した24時間テレビの寄付金と会社の売上金を合わせると1,118万2,575円です。
ものすごい金額ですよね。
金額もそうですが、着服は2014年から続いていたとのこと。
着服した人物は誰で、どのような手口だったのでしょうか?
そして、なぜ10年間もの間、バレなかったのでしょうか?
着服した人物の実名や、着服発覚の状況をご紹介します。
日テレ『24時間テレビ』打ち切り確定か。寄付金を横領しパチスロに使われていた https://t.co/iWfFiWFHZv
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) November 28, 2023
【24時間テレビ募金着服】着服した人物の実名は?
24時間テレビの寄付金を着服したのは「田村昌宏」さん(53歳)です。
(2023/12月時点)
当時、日本海テレビの経営戦略局長を務めていました。
着服発覚後に懲戒解雇となっています。
田村昌宏さんの経歴はこちらです。
1994年 日本海テレビ入社
2014年 経理部次長に昇進
2017年 経理部部長に昇進
2022年 総務局長と経営計画部長を兼任
田村さんが24歳で日本海テレビに入社したことから、新卒かそれに近い状況での入社と思われます。
それからずっと日本海テレビで経歴を積んで来たのでしょう。
44歳で次長に昇進、52歳で局長と部長を兼任までしているのでかなりのエリートだったことが分かります。
いずれは日本海テレビを背負って立つような人物だったと思われますが、寄付金の着服は2014年から始まっているので、経理部次長という会社のお金を取り扱う立場になったことで着服に手を染めたのでしょう。
日本海テレビの出世頭として会社を引っ張っていく立場のエリート社員であれば年収もそれなりの額を貰っていたはずですが、そんな人物が総額約1,100万、1年間当たり約100万円というお金を着服してしまったことが不思議でなりません。
24時間テレビの寄付金が横領されて飲食やスロットに使われてたの地獄すぎて草
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) November 28, 2023
チャリティ番組とは… pic.twitter.com/BY0G8h48y8
着服の手口も募金終了後に日本海テレビで保管されていた寄付金を一部抜き取り自分の口座に入金していたというからその単純さと大胆さに驚きです。
日本海テレビの社内調査では、「親族のために金を用立てる必要があった」と話しているとのことですが、その他にも後輩を連れて飲みに行ったり、ギャンブルに使ったと日本海テレビ側はみているようです。
きっかけはどうあれ、視聴者の善意という寄付金を着服したことは決して許されることではありませんが、10年間に渡って着服が継続的に行われていたで本人も罪の感覚が麻痺してしまったのかもしれません。
10年間もの間、発覚できなかった日本海テレビ側の管理体制も問われることとなりそうです。
24時間テレビ募金着服事件はなぜ分かった?
24時間テレビの寄付金着服は2014年から10年間に渡り継続的に抜き取られていました。
今回、なぜ着服の事実が分かったのでしょうか?
また、なぜ10年間もの間発覚しなかったのでしょうか?
寄付金着服の事実は、税務調査での事態発覚を恐れた田村昌宏さん本人の申告により発覚しました。
税務調査は税務署が不定期に調査するもので、一般的な会社の場合は3〜5年毎に調査が入りますが、10年以上も税務調査を受けていない会社も多数あるようです。
日本海テレビの場合は、少なくとも2014年以降に税務調査が行われていなかった可能性があります。
10年以上税務調査が行われず、経理部でお金を扱う立場だったため、田村さんは2014年から着服を続けたのでしょう。税務署から税務調査の通知が来た時にはどうしようもなかったため観念したのかもしれませんね。
税務調査が事態発覚のきっかけだったということは、税務調査がこのまま予定されていなければ、今後も着服は続いていたのかもしれません。
【超悲報】日テレ系列局幹部さん、「24時間テレビ」の寄付金264万円を着服
— 滝沢ガレソ🔯 (@takigare3) November 28, 2023
愛で地球を救う前に身内から足を掬われるhttps://t.co/3b9ZeNVJI4
・日テレ系列局「日本海テレビ」幹部が1118万円を着服
・うち264万円は24時間テレビへの寄付金
・10年間にわたって犯行
・着服した金をパチスロに使用か pic.twitter.com/IBpq5v0lD7
この事態を受けて、日本海テレビは田村晃也会長の年内辞任と西嶌社長の報酬返上(3か月)を発表しました。
このようなことが二度と行われないよう、会社自身が内部監査や管理体制等のガバナンス整備が求められます。
まとめ
日本海テレビでは2014年から24時間テレビの寄付金と会社の売上金の着服が行われていた。
(着服総額:1,118万2,575円)
着服した人物は日本海テレビの社員、田村昌宏さん(53)
*2023/12月時点
田村昌宏さんは着服発覚後に懲戒解雇
(元総務局長兼経営計画部長のエリート)
24時間テレビの寄付金着服は税務調査での発覚を恐れた本人からの申告で判明
今回は24時間テレビの募金を着服、犯人の実名と、着服がなぜわかったかについてご紹介しました。
チャリティー番組という、視聴者の善意と助け合いの精神を踏みにじった今回の事態は決して許されるものではありません。
この事態は24時間テレビの存在意義を危ぶむものであり、番組が続く場合でも視聴者に不安を与えることになりそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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